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シーメンス、3つのセクターと15の事業部へ組織改革
シーメンスAGは2008年1月1日付けで組織改革を行い、事業分野をインダストリー、エネルギー、ヘルスケアの3つのセクターに統合し、その下に15の事業部を配置します。シーメンスAG社長兼CEOのペーター・レッシャーは、「より集中した新組織により利益率と透明性を高めることができます。また明確な責任を持つことにより、市場に迅速に反応し、お客様に近づくことが可能になります」と述べています。インダストリーとエネルギーセクターはそれぞれ6つの事業部(Division)を擁し、ヘルスケアセクターは3つの事業部を持ちます。各事業部のCEOは12月初旬に発表されます。
インダストリーセクターは、ハインリッヒ・ヒージンガー(47)により率いられ、以下の6つの事業部から成ります。産業オートメーション、モーション・コントロール、ビルテクノロジ、産業ソリューション、モビリティ、オスラムの6つです。エネルギーセクターのCEOにはヴォルフガング・デーエンが就任し、やはり6つの事業部を擁します。化石燃料発電、再生可能エネルギー、オイル&ガス、回転機器サービス、送電、配電です。ヘルスケアセクターのCEOにはエーリッヒ R. ラインハルト(61)が就任し、画像&IT, ワークフロー&ソリューションズ 及びダイアグノスティクスの3つの事業部に分かれます。
シーメンスITソリューションズ&サービスとシーメンスファイナンシャルサービス(SFS)は3つのセクターをビジネスパートナーとして支え、さらに独自の外部顧客獲得にも努めます。クリストフ・コラッツ(46)とドミニク・アサム(38)はそれぞれSISとSFSのトップに留まります。
次のステップとして新事業部のCEOが12月に発表されます。インダストリーとエネルギーセクターの新しい利益率目標は1月24日の株主総会で発表されます。ヘルスケアセクターの利益率目標は11月に従来の13-15%から14-17%に引き上げられています。
シーメンスは、グローバルビジネスと海外子会社間での基本的なマトリックス構造を維持するものの、いわゆるright-of-way(優先権)規定をあらためて重視し、優先権をグローバルビジネスに与えていきます。シーメンスの今後の重視地域のコンセプトは2008年に実施されます。海外子会社の役割はさらに発展し、海外地域の売上げに対する責任は顧客の利益のためにも強化されます。
シーメンスの業績報告は2008年下半期から新組織を反映したものに変更されます。また新書式での報告書は第3四半期に発行されます。
新しいセクターと事業部についての概要
●インダストリー
インダストリーセクターは、生産、運輸、ビルディングシステム産業向けの製品とソリューションを提供します。このセクターは主にオートメーション&ドライブ(A&D)、産業ソリューション&サービス(I&S)、交通システム(TS)、シーメンス・ビルディング・テクノロジ(SBT)、オスラムの事業から成り立っています。これらの事業をひとつの屋根の下に統合することにより、ハード、ソフトのプラットフォーム、販売、マーケティング面で大きなシナジーがもたらされます。このセクターの事業は2007年度には400億ユーロの売上げを上げています。シーメンスはこのセクターの市場は年5%成長すると見込んでおり2010年までに5,000億ユーロ規模に達すると予想しています。 [事業部 と事業内容]
産業オートメーション
製造・プロセス産業用エネルギーとオートメーション技術向け汎用製品からシステムソリューションまで、産業オートメーションのための広範な製品を提供。産業ソフトウェアのリーディングプロバイダとして、製品デザイン、開発から生産、販売、サービスまで製造会社の総合的な付加価値を最適化
モーション・コントロール
電子生産向けソリューションとスタンダードおよびドライブ全体を司る大型ドライブアプリケーションを含む総合システムを提供。数値制御システム、コンバータ、モータ、ドライブから成るこれらのソリューションはそれぞれのアプリケーションにも適合。
ビルテクノロジ
サービスプロバイダおよび製品とシステムメーカとしてビルセキュリティ、オートメーションとオペレーションを提供。熱源装置、換気システム、セキュリティ、火災安全システムの幅広い製品を提供。
オスラム
オスラムの製品ポートフォリオはランプと光半導体、LED、コントロール、制御電子回路、照明管理システムを提供。
産業ソリューションズ
プラントビジネス向けシステム・ソリューションプロバイダとしてプラントのすべてのライフサイクルのためのプラニング、建設、オペレーション、メンテナンスまですべてをカバー。様々な産業における企業の生産性と競争力向上のためのプロセスノウハウを持ち、水処理や原料プロセスシステムで環境に適応したソリューションへのニーズに応える。
モビリティ
人や物の効率よい移動に必要な様々な輸送システムを繋ぎ、総合的なモビリティを目指す。鉄道、道路交通、エアポートロジスティクス、自動郵便仕分けシステム、鉄道、大量輸送鉄道、地域、長距離交通のシステムなど。
●エネルギー
エネルギーセクターは主に電力事業者向きですが、オイル&ガス産業の企業に対しても事業を行います。このセクターは、6つの事業部すべての市場で主要な地位を占めています。オイル&ガス産業向けソリューションから発電、送電、配電のための製品とソリューションまで製品群は多岐に亘ります。エネルギーセクターは、特に発電所と電力網の間のインターフェスに関するエネルギー変換のトータルなノウハウを持つ世界で唯一の製造会社です。このセクターは、発電(PG)、送配電(PTD)から成り立ちます。この二つの事業を統合することにより、新しい機会、とくに販売とマーケティングにおいて部門を越えた機会が生まれると期待されます。拡大されたサービスネットワークにより、このセクターはより顧客に近づくことができます。加えて研究開発のような分野でもシナジー効果が生まれます。急成長している世界の風力発電市場で、エネルギーセクターは風力発電機の建設だけではなく電力網へ送電も確実なものにします。このセクターは、現時点で71,000人を擁し、2007年度200億ユーロの売上げを上げています。今後エネルギー市場は2010まで年率11%で成長が見込まれており、エネルギーセクターへの見通しは明るいものとなっています。シーメンスは2010年の市場規模は3,000億ユーロに達すると見込んでいます。
[事業部と事業内容]
化石燃料発電
化石燃料発電用製品とソリューションを提供。ガス・蒸気タービン、発電機からターンキー発電所まですべてのタイプの発電所の機器と制御システムを開発。
再生可能エネルギー
風力発電(沖合、陸上)
オイル&ガス
オイル&ガスの抽出、変換と輸送に利用される製品とソリューション、発電と配電、電気・機械駆動によるコンプレッサー、プロセスおよびオートメーションテクノロジ、水処理、統合ITソリューションを提供。
回転機器サービス
発電所全体とガスタービン、蒸気タービン、発電機、コンプレッサーの包括的なサービス。先端プラント診断とシステム技術を利用。空気濾過システム。長期メンテナンス契約として発電所のサービスおよびオペレーションを請け負う。
送電
HVDC(=High Voltage Direct Current) 送電システムなどの高圧分野向製品とソリューション、変電所、接続装置、変圧器を提供。
配電
電力網のオートメーション用ソリューションから中圧接続装置とコンポーネンツまでの製品を提供。
●ヘルスケア
ヘルスケアセクターは、ヘルスケア産業に革新的な製品とソリューション、サービスとコンサルティングを提供します。このセクターはこれまでのメディカルソリューショングループ(Med)から成り立ちます。このセクターは、デイド・ベーリング統合後およそ49,000名の従業員を擁します。2007年度、メディカルソリューションズはデイド・ベーリングを入れておよそ110億ユーロの売上げを上げています。DPC、バイエルの診断薬事業、デイド・ベーリングの買収により、シーメンスは世界初のトータル医療診断プロバイダーになりました。ヘルスケアセクターは医療画像およびラボラトリー診断からクリニカルITまですべてをカバーする低価格で高品質な医療ソリューションを提供します。このセクターの市場規模は570億ユーロです。
[事業部と事業内容]
画像&IT
早期診断と治療、予防用画像診断システムを提供。これらのシステムは高パフォーマンスのヘルスケアITネットワークによって繋がれ、プロセス(ソアリアン(Soarian)などの病院のデータシステム、シンゴ(syngo)のような画像プロセッシングシステムや診断をアシストするナレッジベースのテクノロジー)を最適化。
ワークフロー&ソリューション
心臓、腫瘍(放射線システムや粒子治療)、神経科分野のソリューション。女性の健康(マンモグラフィ)、泌尿器、外科、聴覚のソリューションも提供。国立のヘルスケアITシステム、全臨床ソリューション、コンサルティングまでのターンキーソリューション。販売地域および顧客管理サービスビジネス監督のサービスにも責任を持つ。
ダイアグノスティクス(診断)
免疫診断、分子分析を含む生体外診断の事業をカバー。Point-of-careアプリケーションから大規模ラボラトリーオートメーションまで幅広い分野でのソリューションを提供。DPC、 バイエルの診断薬事業、デイド・ベーリングの買収により新たにできた事業部。
(この資料は2007年11月28日シーメンスAG(ドイツ・ミュンヘン)が発表したプレスリリースの翻訳です。)
お問い合わせ先:
シーメンス株式会社 コーポレートコミュニケーショングループ
大森
Tel:03-5423-8507