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シーメンス日本120周年 医療、オートメーション、発電分野などを軸に日本での事業を加速 シーメンス新CEOペーター・レッシャー就任挨拶

東京, 2007年8月24日

 
 

2007年7月1日付でシーメンスAGの新社長に就任したペーター・レッシャーは、就任後初めての海外訪問となるアジア3カ国の最後の訪問地東京で開催されたプレス・ミーティングで挨拶し、「世界第二位の日本の経済力と市場規模に見合った事業展開を目指したい」と述べました。また、「日本市場での地位を強化し、日本をシーメンスのグローバルビジネスの主要な柱のひとつとしたい」とも語っています。

シーメンスは今年日本で活動を始めて120周年を迎えました。160年におよぶシーメンスの歴史の中でも早くに日本との関係を築き、日本の技術革新と発展に貢献してきたシーメンスは、変化の著しい時代にあっても高い技術力で常にリーディング・グローバル・プレーヤーとして確固とした地位を維持しています。

挨拶の中でレッシャーは、「シーメンスほど日本に長い歴史を持つ外国企業は他にはないでしょう。しかしこの厳しい市場で成功するには歴史にばかり頼ってはいられません。日本での基盤を築くために、さらに強力に事業を推し進めていかなければなりません。日本には多くの可能性があり、私達はもっと日本と日本社会に貢献できると信じています」と述べています。

そして、日本での事業はここ数年堅実な進展を見せているものの十分とはいえず、売上、マーケットシェア、製品とサービスの範囲、大型プロジェクト、パートナーシップについてさらに強化できるはずとの見方を明らかにしました。その理由としてレッシャーは、1.日本経済は成熟しており、高度なインフラ基盤とヘルスケア分野での需要が高いこと、2.日本経済は不況から回復しており、今年のGDB成長率は2%を達成すること。また、日本経済は今後緩やかではあっても着実に成長が続くと見込まれること、3.外資や高品質の海外製品に対して門戸が開かれつつあること、を挙げています。

レッシャーはさらに日本での事業に関して「医療機器と照明以外の分野でもポートフォリオを広げたい」と語っています。その例として自動制御ドライブシステム(A&D)で売上倍増を計画していること、また発電システム(PG)事業では、今後日本で発電所の近代化が進むと見られることから事業拡大のチャンスがあると予測していることを示しました。また、日本が提唱する2050年までに二酸化炭素の排出量を半減するとう“Cool Earth 50”については「素晴らしいが非常に野心的な目標です。この計画は、日本のエネルギーが30%石炭による火力発電に依存していることを考えても、エネルギー分野で多くのビジネスチャンスにつながるはずです。シーメンスはこの分野でもサービスを提供できると確信しています」と述べています。

メディカル・ソリューションズ(Med)は日本での総売上の半分以上をあげている中核事業です。人口構造の変化はこの分野の需要を後押しするものと思われます。ダイアグノスティク・プロダクツ・コーポレーション(DPC社)やバイエル診断薬事業の統合に続き、先般発表された米デイドベーリングの買収をもって、シーメンスは医療診断分野でのトータル・ソリューション・プロバイダーへと発展し、予防、病気の早期発見、診断、治療、ケアまでのすべてを網羅するクリニカル・バリュー・チェーンを実現しています。シーメンスはこのヘルスケア分野での画像診断、ラボラトリー検査、ヘルスケアITにおけるリーダーシップを日本でも発揮していきます。

レッシャーは社長就任後100日で行うべきアクションとして、コンプライアンス、リーダーシップを育む企業風土とマネジメント体制、ポートフォリオ強化、市場の開拓、技術開発を挙げています。第一のコンプライアンスに関しては、「ゼロの寛容」という言葉で、シーメンスは全社的に業務規範に関して厳しい体制で臨み、経営陣を含む全社員にこれを徹底することを宣言しています。また、「高い業績と最高度の倫理は共存関係にあり、善き企業市民が高い利益をあげるマーケットリーダーになることが多い」こと、そして「シーメンスは3年以内にコンプライアンスにおいてベンチマーク企業となりたい」とも述べています。

また第二のポートフォリオについては“Fit for 2010”プログラムの中で、1.エネルギーと環境分野、2.オートメーション&コントロールと産業・公共基盤、3.ヘルスケアの三つを重視していく考えを明らかにしました。そしてこのポートフォリオの調整は「慎重さと先見の目をもって、しかし迅速に継続して行なっていく」と述べています。


シーメンスについて

シーメンス (ベルリンおよびミュンヘン) は、電気・エレクトロニクスにおけるグローバル企業です。約47万5,000人の従業員を擁し、製品の開発と製造、高度なシステムとプロジェクトの設計と施工、ならびに個々の要求に対応した幅広いサービスを提供しています。シーメンスは、190を超える国々でお客様の利益のために革新的な技術と包括的なノウハウを提供しています。160年の歴史を持つシーメンスの事業の中核となるのは、情報通信、オートメーション&コントロール、電力、交通、医療、ならびに照明の分野です。9月30日に終了した2006年度には、継続事業から873億ユーロの売上を達成し、米国会計基準による純利益は30億3300万ユーロとなりました。詳しい情報は, www.siemens.comでご覧いただけます。


シーメンス日本について

日本のシーメンスグループは、持ち株会社であるシーメンス株式会社を中心とする11社からなり、2006年度(2006年9月30日終了)の社員数は1970人、売上高は1150億円をあげています。その中心となるのがメディカル ソリューションズで、日本での総売上高のおよそ60%を占めています。また、自動制御ドライブシステム、発電システム、オートモーティブシステム、照明など幅広い分野で活動しています。7月1日付でバイエルの診断薬事業を統合し、シーメンスメディカルソリューションダイアグノスティクス株式会社を設立したことにより、グループ内の従業員数は現在約2300人となっています。